世界ジュニアを終えて 浅田真央は2位

世界ジュニア女子シングルで浅田真央が２位になりました。
身勝手なマスコミはいろいろ言っていますが、連覇がいかに大変かはよく知られる
ところです。私は残念には思っていない。逆に日本のフィギュアは世界が追いつけない
次元への飛躍を後押しする結果になると思います。
天才の名をほしいままにした昨年はついにシニアのＧＰファイナルを制覇して、真央の
時代到来と騒がれましたが、果たして早熟すぎるヒロインとなるのか危惧されます。
しかし、優勝したキム・ユナという強力なライバルを得たことは何よりの収穫です。
ＧＰファイナルを制して征服する世界がないよりは大きな糧となる試合だったと思います。
荒川さんが金メダルを獲得できたのも、言ってみれば世界一厳しい国内選考の中で
スタイルも考え方も異なれども村主さんがいたからです。
プルシェンコもヤグディンがいたからここまで来れた。今は一人別次元で競技生活を
続けるか迷っている状態とのこと。ランビエールやバトル、ウィアーが250点オーバーの
世界にやってくることを誰より願うのはきっとプルシェンコ自身でしょう。
同じ月に生まれたライバルを得て、真央ちゃん（とはもう呼べないね）は大きくなる
ことを期待します。
そして、昨年日本中を魅了した浅田真央ちゃんはもう見られない。ジャンプと勢いだけで
世界を制覇したかに見えた真央ちゃんは見られなくなっても世界のＭａｏ　Ａｓａｄａ
へ飛躍することを祈りたいと思います。