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松下紗千選手 引退、そして卒業によせて その1 衝撃的な出会い [フィギュアスケート]

以下の内容は全て私自身の感想(妄想含む)であり、対象者本人とは何の関係もないことをお断りしておきます。

世界選手権を現地で3日間観戦して、シーズンも一区切り。
私は、4度目の競技観戦引退。

世界選手権で気がついたことがある
どんなに高難度ジャンプを降りられても、高得点を出そうと、見た目が美しくても、手と指先が雑な選手は好きにならない

あの日、「ラベンダーの咲く庭で」見つけた才能
所作の美しすぎる右手に魅せられた
あの日見た右手は引退する最後の最後まで美しかった
そして、滑りそのものも美しかった
高難度ジャンプを跳べるわけでもない、得点も結果的には高得点を出すことはなかった。
でも、私の琴線は揺れに揺れた。

針の先ほどの超一線級のフィギュアスケーターを除けば、大学卒業をもって競技から引退し、それぞれの道を歩み始める。プロスケーター、インストラクターになる人も多少いるが、一般企業に就職する人が多い。
彼女を見つけた時から、卒業の二文字はちらついていた。
いずれ卒業して引退する日はくる。誰にでも引退の日は来るが、大学卒業で引退する日はわかっていた。
それでも、応援せずにはいられないフィギュアスケーターを見つけてしまった。

2017年の秋
私は2007年に明治神宮外苑リンクで開催された東京ブロックに初参戦し、その後、西東京市のダイドードリンコアイスアリーナに舞台を移して開催されていた同大会に毎年参戦していた。
それまでも、ワールドクラス、GPクラス、全日本クラスの選手を応援していたが、この日、シニア女子ショートプログラムで雷に打たれる、脳天から突き抜ける、なんと形容していいかわからない衝撃を受けた。
第一印象は「この子、(今井)遥ちゃんっぽい」だった。
しかし、右手の所作の美しさ、指先から星が流れ出るように見えた。
上半身の使い方が上手で美しい。その点では遥ちゃん以上で2分後にはすっかり魅せられていた。
得点は平凡だったが、得点に表れない世界を魅せてくれるブロック参戦10年目の逸材だった。

彼女の名は、松下紗千さん
当時、新渡戸文化高校の2年生
その学校どこ?でしたが、後に昔の東京文化とわかった。
整氷時間にパンフレットを見てみた。
え?プロフィール写真はずいぶん印象が違う。
実物の方がいい・・・(怒られる?)
その日はシニア女子を見て、上位はいつものとおり違う世界だった。
翌日のフリーが楽しみになった。
(つづく)


 このシーズンの東京ブロックは、東北・北海道ブロックと同日程だったため、金曜日は新潟で東北・北海道ブロックに参戦していました。
 今井遥さんのショートプログラムを見て、夜遅くに東京へ移動。フリーを見たかったけど、東京へ向かった不思議。
 恐らく、紗千さんのショートプログラムを見なければ、衝撃的な出会いもなかったかも知れない。
 それほどのインパクトがあった「ラベンダーの咲く庭で」
 あの日、東伏見に行くことができたのは幸運であった。10年にひとりの逸材と言える才能を見つけた日になったにだから。
 そのシーズンで10年間応援した今井遥さんは競技から引退、今はプロスケーター兼インストラクターとして氷上にいる。
 遥さんのフリーは見られなかったけど、引退する遥さんからの贈り物と信じたい。
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