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想い出のスケーター(アイスダンススケーター:80年代初頭) [フィギュアスケート]

1970年代の終わりから80年代初頭のアイスダンススケーターは米ソ冷戦時代を反映して
旧共産圏が強い時代が続きました。
印象深いのはソ連のナタリア・リニュチュク&ゲナージ・カルポノソフ組がまず
挙げられます。レイクプラシッド五輪で金メダルをとったこのペアはある種、当時の
ルールへのギリギリの挑戦を行っていたと思います。
当時のルールはまずプログラムはプレスクライブドパターンダンスという規定演技と
オリジナルセットパターンダンス、そしてフリーの3本立てでした。
当時のテレビ中継はNHKが五輪、世界選手権がTBSでしたが、さすがNHKで
規定演技さえ放送していました。アイスダンスの規定(プレスクライブドパターンダンス)
はリンクをジグザグに6周してすべてのトレースラインが一致すれば6点満点の減点法
で見るにはまったく面白くない演技です。それでも放送していたのですからNHKは
凄いと思ったものです。(少し見習えよ>フジテレビ)
アイスダンスはフリーでも男女が離れるのは5秒以内で2回までとなっており、
肩より高いリフトは減点でした。
さて、ナタリア・リニュチュク&ゲナージ・カルポノソフ組はなんと離れてのスタートで
リフトも超ギリギリでダイナミックな演技で魅せてくれました。
ところがその後で最終演技者として演技したハンガリーのクリスティナ・レゴツィ&
アンドレアス・サライ組が斬新な演技で観客を魅了して、得点は微妙でわからなく
なりましたが、ソ連審判の採点がものを言って席次数(いまや説明するのが大変)
の内容でソ連ペアが金メダル。観客は大ブーイング状態でした。
レゴツィ&サライ組のフリーの曲は中間パートで日本人が作曲したといわれた空手を
モチーフにした音楽を使ったことでも話題となりました。
その後、ドルトムントで開かれた世界選手権ではクリスティナ・レゴツィ&アンドレアス
・サライ組が優勝して1勝1敗で決着でした。
さて、アイスダンスといえば20世紀最高のダンサー、伝説のボレロのジェーン・
トービル&クリストファー・ディーン組を挙げないわけにはいかないでしょう。
これは単独で次回に書こうと思います。 


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知ったかぶり子

空手を意識した斬新フリーは、モイセーワ・ミネンコフ組でしたよっ。レゴッツィ・サライ組は、トラディショナルな、コンチネンタルタンゴ系でした。

どっちにしても、観客はリニチュク・カルポノソフ組の金に大憤慨でしたよねぇ・・・
by 知ったかぶり子 (2006-09-30 07:07) 

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